2026.06.29
こんにちは。月曜日診察担当の池です。
6月23日・24日の2日間、タイのプーケットで開催された『Hill’s GLOBAL SYMPOSIUM』に招待いただき、勉強に行ってきました。ペットの皮膚科の診察にも参加されている3名の先生方ともご一緒させていただき、とても濃い2日間となりました。
このシンポジウムは、ペットフードの「ヒルズ」が主催する獣医療関係者向けの国際イベントです。現地での開催に加え、世界中にリアルタイム配信も行われ、犬と猫の健康や栄養に関する最新の研究が共有されました。

今年のテーマは、「健やかな皮膚は、内側から育つ」です。
どの講演も本当に興味深いものばかりでしたが、今回は「将来の病気を予防し、今の元気をキープするための栄養管理」について、特に心に残った2つのキーワードをシェアさせてください☺
①「マルチモーダルな管理」(=治療はチーム戦!)
皮膚の治療というと「お薬」をイメージされる方が多いかもしれません。
マルチモーダルな管理とは、お薬だけに頼りすぎず、オメガ3などの必須脂肪酸や、特別な栄養素を含んだ食事(療法食)を組み合わせることで、皮膚のバリア機能を根本から強くしようという考え方です。
「お薬ひとつに戦わせる」のではなく、食事やスキンケアも含めたチーム戦で、痒みや炎症に向き合っていくイメージですね。
②「個別化された栄養」(=その子に合ったごはん選び)
「ひとくくりに犬・猫」ではなく、その子の個性にあわせる重要性です。
たとえば、ごはんがお腹を通り抜けるのが早い「小型犬」や、ストレスにとても敏感な「猫ちゃん」など、体の大きさや性格によって必要な栄養は異なります。
皮膚のトラブルを減らすために、お薬やシャンプーといった「外側からのケア」だけでなく、毎日のごはんという「内側からのケア」をもっと上手に治療へ組み込んでいきたいと強く感じた2日間でした。
「うちの子のごはん、どうかな?」と気になることがあれば、いつでもご相談ください。